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ECBは3日、市場の予想通り、政策金利を0.25%引き上げて4.25%とした。全会一致だった。トリシェECB総裁は『インフレはこれまで考えられていた以上に長期間にわたり高水準に留まることが予想される。将来の金融政策のアクションに関して事前にコミットすることはないし、政策のバイアスについても言及することはしない』と発言。
声明では、今回の決定が物価安定という目標に寄与すると述べられた。これは現時点では金利は適正水準で、近い将来に追加利上げする必要性は見えないとの判断と考えられる。しかし、情勢を注視していくとの表現が盛り込まれており、追加利上げの可能性もあることを示唆している。トリシェ総裁は経済見通しの不透明感が強いとしながらも、物価安定へのリスクが増し、ECBは注視を続けると言及。ただし、追加利上げの時期についてバイアスはない、あらかじめ定められた予定はない、必要なことを実施すると述べるにとどめ、すべてオープンとの立場を示した。バイアスがないということは、次回の動きが利下げの公算すら排除しないとも考えられる。経済見通しについて、4~6月期は弱いが、7~9月期に腰折れするわけではないと言及。このため景気が悪化すれば、追加利上げを見送ることが考えられる。
ECB理事会の前に市場は年内に2回以上の利上げを織り込んでいたが、トリシェ総裁の発言が予想以上にタカ派色の薄いものと判断され、連続利上げ観測が後退。ユーロに強い下げ圧力となった。
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