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世界の政策金利をアップデート!
6月はノルウェー、ポーランド、7月に入ってユーロ圏、スェーデンが0.25%利上げ。
スウェーデン中銀は3日に市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げ、4.50%とした。
声明文はタカ派的な色彩が強いものであった。スウェーデン中銀は景気減速が顕著となってきたことを認めながらも、それだけではインフレが鈍化する保証はないとの見方を示した。スウェーデン中銀の予想では今後一年間にあと2回の利上げの可能性を示唆。2008年10月~12月期には政策金利を4,8%とした。また、インフレを2年以内に2%まで下げるための利上げを優先することから景気の一段の減速を認め、2009年のGDP成長率を1.8%から1.2%に引き下げた。これによりスウェーデン中銀は世界的な金融引き締めへのシフトの先頭に立ったことになる。
市場は利上げの可能性を50%以上織り込んでいたが、タカ派的な声明文がスウェーデンクローナ上昇の要因となった。
ECBは3日、市場の予想通り、政策金利を0.25%引き上げて4.25%とした。
利上げは全会一致だった。トリシェECB総裁は『インフレはこれまで考えられていた以上に長期間にわたり高水準に留まることが予想される。将来の金融政策のアクションに関して事前にコミットすることはないし、政策のバイアスについても言及することはしない』と発言。
声明では、今回の決定が物価安定という目標に寄与すると述べられた。これは現時点では金利は適正水準で、近い将来に追加利上げする必要性は見えないとの判断と考えられる。しかし、情勢を注視していくとの表現が盛り込まれており、追加利上げの可能性もあることを示唆している。トリシェ総裁は経済見通しの不透明感が強いとしながらも、物価安定へのリスクが増し、ECBは注視を続けると言及。ただし、追加利上げの時期についてバイアスはない、あらかじめ定められた予定はない、必要なことを実施すると述べるにとどめ、すべてオープンとの立場を示した。バイアスがないということは、次回の動きが利下げの公算すら排除しないとも考えられる。経済見通しについて、4~6月期は弱いが、7~9月期に腰折れするわけではないと言及。このため景気が悪化すれば、追加利上げを見送ることも考えられる。現段階でのメインシナリオとしては2009年までは追加利上げはないとの見方が多い。
ECB理事会の前に市場は年内に2回以上の利上げを織り込んでいたが、トリシェ総裁の発言が予想以上にタカ派色の薄いものと判断され、連続利上げ観測が後退。ユーロに強い下げ圧力となった。
ノルウェー中銀は6月25日に政策金利を0.25%引き上げ、5.75%とした。
インフレ予防的引き締めとして0.25%の利上げを行った。これは依然として底堅い経済
長と高めのインフレが継続する中、二次的な値上げの波及を予防するための措置と見られ
ており、市場ではややサプライズであったものと思われる。
金融政策報告では経済成長は鈍化しつつあるが依然として堅調であり。賃金の伸びの加速が懸念されると言及。インフレは2.5%の目標をやや上回っていると指摘。インフレ圧力はまだ根強く、エコノミストの予想では9月にも0.25%の追加利上げがあると考えられている。
ポーランド中銀は6月25日に市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げ、6.00%とした。
声明文は賃金圧力とネットインフレ指標が高水準であることが強調された。当面は政策金利が据え置かれる見通しである。ポーランドズロチ高がインフレ抑制に貢献しており、追加利上げの必要性がないと言及する委員もいた。しかし、秋以降の追加利上げの可能性を指摘するエコノミストもいる。
世界の政策金利 (7月3日時点)
日本0.50
米国 2.00
カナダ 3.00
ユーロ 4.25(+0.25)
英国 5.00
豪州 7.25
ニュージーランド 8.25
スイス 2.75
デンマーク 4.35
スウェーデン 4.50(+0.25)
ノルウェー 5.75(+0.25)
ポーランド 6.00(+0.25)
チェコ 3.75
ハンガリー 8.50
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