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ドル・円テクニカル分析
6月16日 東京市場終値(17時)96.59/62 安値96.08 高値97.90
ドル円急反落。本日16日に96.61で引け、6月10日終値97.61を下回り、ドル売りシグナル点灯。東京市場終値で97.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続。下値目標値は95.20。クロス円とともに下値確認の展開。
ドル円相場は、6月3日に92.26、4日に96.21と小幅続落したものの、ジリジリと上値を切り上げ、5日には終値で96.72とトリガーポイントの96.80目前まで上昇。そして8日には終値で98.56となり、5月28日終値96.62を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。第一上値目標値99.00に対して、ザラ場で98.86まで上昇した。しかし、その後は対主要通貨でのドル安に連れて、対円でも値を崩し、9日98.17、そして10日は97.61と続落。買いシグナルは一旦消滅した。
しかし、その後11日97.84、12日98.04、15日98.25と3日続伸。8日終値98.56の上抜けするか試す形となったが、本日16日は急反落。96.61で引け、10日終値の97.61を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で97.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として95.20を計測している。
一方、ドルが切り返して98.25を上回り、98.40以上で引ける場合は、ドル買いシグナルが点灯し、上値目標値として第一目標値99.20、第二目標値101.20を計測している。
これまで繰り返しコメントしてきた93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階の予測に変更はない。相場が92円台に下落後に切り返して戻りを拡大して99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性を引き続き予測している。ドルが91~87まで下落しない場合でも、続くプライスアクションが94~91程度の下落に収まれば、より大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階は依然として継続中という認識を維持している。
しかし、その前に、上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩に位置する部分で、罫線など時系列のチャートでは101.17をトップ、99をショルダー、95~94をネックラインとした小さな三尊(ヘッドアンドショルダー)と見え、95~94を割り込むような下落に発展した場合、91~87を下値目標値とした下落シナリオも考えられ、引き続き軽視できないと考えていた。5月22日はザラ場で93.86と94を割り込んだが、まさにこのネックラインを試す動きが継続していると考えていた。相場は5月25日に一旦94.99に反発し、21日に94.77で引け、15日終値95.29を下回ったことによるドル売りシグナルは一旦消滅した。しかし、本格的なドル売りバイアス消滅には96.80以上の終値が必要と予測していた。
しかし、多くの市場参加者が小さな三尊(ヘッドアンドショルダー)を指摘したこともあり、相場は逆にドル高に動いた。依然コメントした某外資系金融機関との勉強会もそうであるが、相場はコンセンサスの逆に動く。相場は面白いものである。
本日は、前日の欧米国株式相場の下落を背景としたリスク回避的なドル高、円高となった。しかし、東京市場で一旦の下値確認後は、反発。本日の下げ幅をほぼ全値戻した形に近い回復を見せた(ユーロ円は15日137.99→16日安値132.74→戻り高値海外市場135.34)。
昨日、日経平均テクニカル分析の欄にもコメントしたが、ユーロドルが三尊(ヘッドアンドショルダー)を形成しており、ネックラインの1.3800を明確に割り込むと1.33~1.32ドル台への下落を予想していた。これは株式相場の下落に伴うリスク回避のクロス円の売り、即ちユーロ円の売りが主導してユーロドルも下がる展開で、当然、ドル円も(ドル高も対円では下落)下落パターンとなり、株式相場にマイナス材料として再度フィードバックされていく懸念を持っていると指摘した。
本日はそのパターンとなったが、切り返しも早く、クロス円の通貨にもよるが、日中の下げ幅をかなり取り戻す格好となった。上記のドル円のヘッドアンドショルダーと同様、今朝、某銀行のアナリストがユーロドルのヘッドアンドショルダーについてコメントしていた。嫌な予感が的中。皆が同じ考えを持つとなかなかそうはならない。まさに相場はコンセンサスの逆に動くである。ユーロドルは本日1.3749まで下落したが、その後1.39台を回復した。ただし、一旦ネックライン(1.3800)を下に切っても、リターン・ムーブというネックラインに回帰する傾向もあり、まだユーロドルの下落リスクが終わったとはみていない。このため、今日の海外や明日の日経平均が反発しても、再度ユーロドルがネックラインの1.38割れを試すリスクは残っており、クロス円の下落幅拡大を通じて、ドル円も95円台に下値を試す可能性は残っていると考えられる。とりあえず、97.20以上の回復がないと安心できない。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は96.47近辺。上下の2σはそれぞれ99.20と93.74近辺となっている。MACDはプラス領域を縮小。RSIは47となっている。また、パラボリック・システムは円売り/ドル買いシグナルを継続している。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で98.25を上回り、98.40以上で引けると→:上値目標値99.20、101.20
下値:16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナル→:下値目標値96.80、95.20
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