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ドル・円テクニカル分析
6月30日 東京市場終値(17時)95.55/57 安値95.32 高値96.32
ドル円小幅反発もP&Fチャート上に変化なし。ドル売りシグナルの下値目標値95.20に対して23日に95.23で引け、18日終値95.84を下回ったことによる追加のドル売りシグナルは25日に96.35で引けたことにより消滅。上下のトリガーポイントは96.40と95.19
ドル円相場は、6月3日に92.26、4日に96.21と小幅続落したものの、ジリジリと上値を切り上げ、5日には終値で96.72とトリガーポイントの96.80目前まで上昇。そして8日には終値で98.56となり、5月28日終値96.62を上回ったことからドル買いシグナルが点灯。第一上値目標値99.00に対して、ザラ場で98.86まで上昇した。しかし、その後は対主要通貨でのドル安に連れて、対円でも値を崩し、9日98.17、そして10日は97.61と続落。買いシグナルは一旦消滅した。しかし、その後11日97.84、12日98.04、15日98.25と3日続伸。8日終値98.56の上抜けするか試す形となったが、16日は急反落。96.61で引け、10日終値の97.61を下回ったことからドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で97.20以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として95.20を計測していた。
相場はその後、18日に95.84まで終値で下落後、19日は96.83に反発。しかし22日は96.13、そして23日は上記のドル売りシグナルに伴う当初の下値目標値95.20に対して95.23まで終値で下落した。19日に一旦96.83まで反発後に18日の95.84を下回ったことから追加のドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で95.80以上を回復しない限り、ドル売りバイアスは継続し、下値目標値として94.00を計測していた。しかし、相場は24日は95.35、そして25日は96.35と続伸。終値で95.80以上となったためドル売りシグナルは一旦消滅した。しかし、26日95.93、29日95.53と続落。本日30日は95.56に小幅反発したが、P&Fチャート上に変化はない状態となっている。
今後の展開としてドルが終値で96円台を回復することなく、下値を試す展開が継続し、23日終値の95.23を下回り、95.19以下で引ける場合は下値目標値として、第一目標値93.40、第二目標値92.20を計測している。
一方、ドルが切り返して終値で96.00以上を回復し、96.35を上回り、96.40以上で引ける場合は、上値目標値として、第一目標値98.60、第二目標値99.80を計測している。
これまで繰り返しコメントしてきた93.60~92円台後半を左右のショルダー、12月18日の87.92をヘッド、99.38と99.61をネックラインとしたやや大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階の予測であるが、左肩に比べて右肩の時間がかかりすぎていることを主因に再考する。形状も右肩の保ち合いが長くなっていることも懸念している。ただし、ドルが大きく下値を時限しない限り、相場の転換点の位置であることから引き続き逆ヘッドアンドショルダーの可能性は排除していない。
相場が94~92円台に下落後に切り返して戻りを拡大し、99.40、そして101.20を突破した場合、最大で112円~113円台へのドル高に繋がる可能性を引き続き予測している。ドルが91~87まで下落しない場合でも、続くプライスアクションが94~91程度の下落に収まれば、より大きな逆ヘッドアンドショルダーの形成段階は依然として継続中という認識を維持している。
しかし、その前に、上記の逆ヘッドアンドショルダーの右肩に位置する部分で、罫線など時系列のチャートでは101.17をトップ、99をショルダー、95~94をネックラインとした小さな三尊(ヘッドアンドショルダー)と見え、95~94を割り込むような下落に発展した場合、91~87を下値目標値とした下落シナリオも考えられ、引き続き軽視できないと考えていた。5月22日はザラ場で93.86と94を割り込んだが、まさにこのネックラインを試す動きが継続していると考えていた。相場は5月25日に一旦94.99に反発し、21日に94.77で引け、15日終値95.29を下回ったことによるドル売りシグナルは一旦消滅した。しかし、本格的なドル売りバイアス消滅には96.80以上の終値が必要と予測していた。
しかし、多くの市場参加者が小さな三尊(ヘッドアンドショルダー)を指摘したこともあり、相場は逆にドル高に動いた。前回もコメントした某外資系金融機関のストラテジストとの勉強会もそうであるが、相場はコンセンサスの逆に動く。相場は面白いものである。
まずは、東京市場終値で96.00以上の回復があるかどうか短期的なポイント。この96.00以上を回復できない場合は、直近の終値ベースの安値95.23を試す可能性が残る。そしてその場合は上述したように93.40や92.20といった5月22日終値の終値ベースの安値94.26を下回る水準でもあるだけにドルの下値を確認する状態に発展しやすくなる。相場はやや大きなトレーディングレンジの101~94の下限を試しに行くことになり、更なるドル安方向へ拡大するリスクを内包しているためドルの正念場の相場展開が続きそうである。
本日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は96.67近辺。上下の2σはそれぞれ98.90と94.44近辺となっている。MACDはマイナス領域(ドル売り)を縮小。RSIは45.38となっている。また、パラボリック・システムは円売り/ドル買いシグナルを継続している。
相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で96.35を上回り、96.40以上で引けると→:上値目標値98.60、99.80
下値:終値で95.23を下回り、95.19以下で引けると→:下値目標値93.40、92.20
的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。
6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。
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