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2009年11月25日(水) 23:40 « 前の記事   次の記事 »

ドル・円テクニカル分析(11月25日)

ドル・円テクニカル分析

11月25日 東京市場終値(17時)88.35/36   安値88.20 高値88.63

ドル円4日続落で下値模索の展開が続く。11月2日に90.13で引け、10月20日終値90.31を下回ったことによるドル売りシグナルは継続中。17日に第一下値目標値89.00に対して88.86で引けたことによる下値達成感からの一旦のリバウンド局面も18日終値の89.16で終了。東京市場終値で88.80以上を回復しない限り、ドルの下落圧力は継続。次の下値目標値は第二目標値87.80。P&Fチャートの形状は悪く、相場の習性から10月7日終値88.15、安値88.01突破のリスクが強まる。東京市場引け後には87円台に突入。P&F上では87.80が終値ベースの一旦の下値目標値であるが、ダイナミック・メジャードムーブ(逆N値)による値幅観測論では82円の可能性もある。87円台を死守できない場合はドルの下値リスクは増大する。 
ドル円相場は、10月7日のザラ場安値88.01で一旦のドルの下値を確認した形となった。この水準は2008年12月18日終値87.92の二番底を試す位置であり、ドルの下値確認の正念場であった。相場はこの水準をとりあえずサポートし、反発。9日海外市場で89円台後半、そして12日(東京市場は休日)は90.20程度まで上昇。ドルが本格的に下値を確認して、戻りを試すステージに移行するためには東京市場終値で90.00以上を回復することが条件となるとコメントしていた。
相場は10月13日終値の90.12の後、14日は終値で89.19に押し戻されたが、16日は91.17に上昇し、ドル買いシグナル点灯。20日に90.31に反落したものの、22日は91.43で引け、91.17を上回りドル買いシグナルが再度点灯。そして23日は91.82と3日続伸となった。
そして26日は91.84、27日も92.04と5日続伸。終値で92円台に乗せて引けた。しかし、28日は急反落し、91.16で引けた。米国株式相場の急落からグローバルなリスク回避に繋がり、クロス円主導で下落した。東京市場終値で91.60を下回ったことから(91.59以下)、ドル買いシグナルは一旦消滅。そして29日も株式相場の大幅続落を受けて下値を拡大。90.66で引けた。また、ザラ場では右肩形成のためのレンジの下限と見ていた90.20に対して90.24まで下落した。しかし、引けにかけて反発し、一旦の下値を見た形となった。今後は下記逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成部分のためのレンジ形成のため一定の反発を考えていた。その際の条件としては東京市場終値で91.20以上を回復することが条件と予測していた。相場はその後、30日に終値で91.11に反発したものの、91.20に届かず、P&Fチャート上では変化がない状態であった。そして、2日は90.13で引け、10月20日終値90.31を下回り、ドル売りシグナルが点灯。東京市場終値で90.60以上を回復しない限り、ドル売り圧力派継続し、下値目標値として第一目標値89.00、第二目標値87.80を計測していた。2日は朝方、第一目標値の89.00に近い89.19まで下落した。
先週までコメントしていたドルが反落して買いシグナルが消滅しても90.20~91.60でエネルギーを溜めるべくレンジを形成する可能性については、実際は27日高値92.32からの下落は29日に90.25で下げ止まり、その後91.61に反発。そしてまた下落する展開となり、ザラ場の予測も的中したことになる。しかし、このレンジ形成の条件であった東京市場終値での91.20以上の回復は91.11となったことで未達成となり、P&Fチャート上は変化がなく、2日の下落から売りシグナルに繋がった。2日は東京市場引け時点で下ヒゲが長く、終値では90円台をキープしていることからかろうじて下記逆ヘッドアンドショルダーの右肩形成段階の可能性が継続。ただし、東京市場終値で90.60以上を回復しないと厳しい状況と考えていた。相場は4日に、90.60に接近する90.56で引けた。引け後の海外市場では90.90台に上昇したものの、5終値は90.42となり、90.60以上の回復は失敗となった。そして6日は90.46、9日は90.12と90.60回復とならず。今後も90.60以上の水準を保てるかが引き続きドルの下値リスク緩和のための条件と考えていた。そして10日は89.87と終値で90円割れ。終値ベースで下値を拡大。11日はザラ場で89.29まで下落したが、引けにかけて急速に買い戻され、90.03と小幅ながら反発した。背景はAPEC財務相会議で為替政策が主要議題にならないとの観測記事が流れ、それまで強まっていた人民元切り上げ観測などアジア通貨高への警戒感が緩和されたことである。しかし、12日は引けにかけてザラ場で89.65まで下落するなど、ドルの軟調地合いが継続。終値は89.81となった。13日は90.29で引けたが、下値確認の90.40には届かず、16日は89.57と反落。そして17日は下値を拡大し、88.86で引けた。本日18日は89.16に反発したものの、P&Fチャートの形状に変化はない。P&Fチャート上では、10月27日終値92.04のあとは下落を意味する○印が下に垂直的に継続しており、17日の続落で下値確認と売りシグナル消滅のための条件としての終値の位置もさらに切り下がった状態。今後、東京市場終値で89.40以上を回復しない限り、ドル売りシグナルは継続。17日に第一下値目標値89.00に対して88.86まで終値で下落したことから、一旦の下値達成感から18日は反発を入れたものの、89.40にはかすりもせず、高値は89.37に止まった。ドル売りの圧力が以下に強いかを窺わせる状態であった。そして19日は88.91に反落。P&Fチャート上では変化はなく、相場予測も変更がない状態であった。その後20日88.79、24日88.66と3日続落。終値ベースで下値更新している状態であり、相場は次の第二下値目標値87.80に向けたドル下落圧力が依然として継続しているとの見方であった。相場は本日25日も4日続落し、88.36で引けた。このドルの下落圧力は東京市場終値で88.80以上を回復しない限り、継続すると予測している。本日の東京市場引け後の海外市場では87円台に下落しており、ドルの下値余地を試す圧力が継続している。また、88.80以上を回復しても、相場のレッグ(下落を意味する○印)、足が長く、反発後に相場の習性から再度二番底確認の下落バイアスがかかりやすい状態であり、下に抜けた場合は加速度的にドルが下落する可能性が高く、注意が必要である。
一方、今後ドルが反発し、88.70を上回った場合でも90.20以上の戻りが欲しいところであるが、その場合は元のレンジに戻ることになる。そして、戻りが拡大してさらに27日終値92.04を上回り、92.20以上で引ける場合は上値目標値として第一目標値を93.80、第二目標値95.00、第三目標値100.40と計測している。ただ、現状の相場のセンチメントではかなり難しい状況である。
相場は27日終値92.04から本日25日で19営業日が経過。時間的にも、そして価格帯的にもドルの逆ヘッドアンドショルダーの右肩部分形成と見るための下値ゾーン限界を超える水準まで下落。完全に右肩形成部分は消滅している状態であり、下値リスクが依然として継続中と考えられる。
そして、87円台を維持できない場合は、ダイナミック・メジャードムーブ(逆N値)による値幅観測論、一種の垂直計算では82円台の可能性も考えられる。1995年の79.75までのドル円の下落時は88~87円台に一定の抵抗を見せた価格帯であり、この水準を切るとドルの下落が止まらなくなるリスクが高いため、ドル円はまさに崖っぷちの正念場を迎えていると考えられる。

25日の東京市場終値ベースでのボリンジャーバンドの中心値は89.71近辺。上下の2σはそれぞれ91.27と88.15近辺となっている。MACDは11月4日にマイナス領域に転換。本日も拡大・継続中。RSIは33.99となっている。また、パラボリック・システムは30日から円買い/ドル売りシグナルに転換し、本日も継続している。

相場の木: 短期トリガーポイントと目標値
上値:終値で92.04を上回り、92.20以上で引けると→:上値目標値93.80、95.00、100.40
下値:11月2日に90.13で引け、10月20日終値90.31を下回り、ドル売りシグナル→:下値目標値89.00、87.80、87円割れは82円台のリスク(ただし、東京市場終値で88.80以上で引けるとドル売りシグナルは一旦消滅する)


的中例:
上値
3月4日に98.83で引け、2月26日終値97.94を上回ったことによるドル買いシグナルの第一上値目標値99.60に対して、5日にザラ場で99.68、終値で99.61まで上昇→その後
93.54まで下落。

終値で95.61を上回り、95.80以上で引けたことによるドル買いシグナルの上値目標値97.40に対して8月10日に終値で97.39まで上昇→その後、17日に94,67まで終値で下落。

上値:10月13日に90.12で引け、1日終値89.98を上回ったことによるドル買いシグナルの上値目標値92.20に対して、27日終値で92.04、ザラ場で92.33まで上昇→その後28日終値91.16、29日終値90.66に下落。

         
下値
3月19日に95.48で引け、96.34を下回り、ドル売りシグナルの第三下値目標値93.20に対して、19日にザラ場で93.54まで下落。

6月16日に終値で97.61を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値95.20に対して、23日に終値で95.23まで下落。→25日は96.35に小反発。

7月6日に95.19で引け、29日終値95.53を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値92.40に対して、13日に終値で92.46まで下落。→その後21日は94.09まで反発。

8月17日に94.67で引け、12日終値95.26を下回り、ドル売りシグナルの第一下値目標値93.40に対して、21日にザラ場で93.43まで下落。→その後24日終値で94.97に反発。

9月8日に92.39で引け、3日終値92.43を下回り、ドル売りシグナルの第二下値目標値89.40に対して、10月2日に終値で89.37まで下落。→その後5日終値で89.84に反発。




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